同人即売会における販促の個人的考察
まいど(°д°)ノ
なんか論文のタイトルみたいになりましたが
此処数日、ツイッター上で即売会の販促に関して数名の方と色々話をし、それを踏まえた個人的考察をまとめようかなと――同人ゲームサークルなので同人ゲームを中心に
一般+サークル参加したことある身として、両方の視点から色々意見を言えるんじゃないかと思ったり
さて、同人即売会と言えば、一番有名なのはコミケ――次に自分に縁がありそうなのはコミティア/文学フリマ――この辺りでしょうか
コミケ以外まだ参加した事はありませんが、春コミティアに参加予定なので色々楽しみ+多忙である
で、即売会では各サークルはフリーペーパー/ディスプレイ=視覚的効果を用いて、買い手に作品の魅力を伝え、少しでも手にとって貰う努力をしています
販促の中で、最も効果があるのはどんなことか
そりゃ、目立てば人は自然に寄ってくる訳ですが、ではどうすれば目立つか
特に同人ゲームの様にその場で作品自体に触れることのできないジャンルは販促によって買って貰えるかが左右すると言っても過言ではないかと
先に述べた視覚的効果は多くのサークルが既に行っている事なので、やはりインパクトに欠ける
中には体験版をその場でプレイ=試飲を行っているサークルもあるようだが、話によると食い付きが悪いそうです
理由=ひとつのサークルスペースに寄れる時間の短さ
特にコミケの様にビックサイト全館使うイベントではひとつのサークルに掛けられる時間は短ければ一瞥する程度でしょう
まぁ、自分はオリジナル作品=同人ゲーム+音楽作品等以外には興味ないし、知り合いも結構いるのでひとつのサークルで結構駄弁ったりしますが、皆がそういう訳ではない
極端な話、一瞥しただけでその作品の魅力を伝えられる、或いは、興味を持って頂けるような視覚的効果を使うのが良いんじゃないかと
自分が観てきた中では、ヨツツジエコーさんのスペースがかなり目立っていて、興味を引きました
なんていうか、屋台です
ご覧になった方は分かると思いますが、色々凄いよね
派手さもさることながら、とにかく目立つスペースだなとww
コミケの様に人がゴミのように溢れかえっている場所では高い位置のものが目立つのでああいった視覚的効果はかなり強いんではないかと
後は、先述したフリーペーパー/ディスプレイを使ってPVを流したり
フリーペーパーに関してはURL等のネット情報は必須として、作品説明をあの狭い紙面にどう書き込むか
大体がA4やB5とかそのサイズだと思いますが、作る前は大きいなとか余白出来ちゃうとか思うんですが、いざ作ってみると圧倒的に足りないんですよね、紙面が
フリーなので割と手にとってくれる人も多いので如何に作品の魅力を凝縮するかが大切であり、また第三者の意見も貴重になってくる
作者だけの視点では内容に偏りが出てしまう事があり、レビュー等による第三者の意見をフリーペーパーに反映させるのも良いのではないかと
フリーペーパーとは別にポスターも多くのサークルがやっている
フリーペーパーと違い、数枚刷れば良いし、家庭用印刷機でも良い紙+インクを使えば、かなり見栄えの良いポスターは作れるし、サイズも大きいのが使えるので情報を沢山詰め込める
机に貼るのが一番楽だが、中にはスタンド持ち込んで、高い位置に目立つようにポスターを置いてあるサークルもある
しかし、スタンドはでかい+重い+かさばるの三大邪魔要素を含んでいるので簡単に扱えるものではないのが欠点か
ディスプレイを用いてPV等の映像を流すのも結構多くのサークルがやっていると思います
最近はフリーの動画ツールも多く、一から勉強しても一カ月ほどでそれなりのPVは作れるし、iPad等の持ち運びやすいディスプレイもあるので、コストパフォーマンスはかなりいいのでは
問題はどのくらいの長さのPVにするか
前述通り、買い手は一瞥程度で去ってしまう事も多いので、気合い入れて長時間のPVを作っても全部観てくれる人は稀かと
時間的に考えるなら、CM=15~30秒くらいの短いPVが丁度良いのではと思ったが、たったそれだけの時間に魅力を凝縮するのはやはり難しい
これに関しては自分も色々勉強したり、もっと意見交換したいと思っている
さて、モノによる販促について語ったが、次は人による販促について
コミケではコスプレをして売り子をする人が結構いる
作品に全く関係の無いコスプレする人もいるが、同人ゲーム島だと作品に出てくるキャラのコスプレをする人がいたりする
先の冬コミも知り合いがコスプレして売り子に勤しんでいた
コスプレしたキャラをポスターを用いて飾れば効果は割増しか
まぁ、これは酷は話だが、イケメン+美女がいるスペースはやはり人が結構立ち寄る――
美女+イケメンがコスプレしてればそりゃ寄るよな、人間だもの――――あくを
この辺はもう場合によってはどうしようもないし、自分で言っててダメージ食らんで早々に終わらせます
即売会って作品を売る場所だけど、結局は人と人のやりとり
が、人間全員が社交的とは限らず、買いたいけど、声を掛けづらいって場合もある
サークル側はやっぱそういう面で、話掛けやすい雰囲気を作るのって大切だと思う
笑顔でいたり、優しく声を掛けたり/売り文句を考えたり、買うか買わないか迷っている人にはフリーペーパーを薦めたり
ツイッター上ではモノによる販促で盛り上がったが、一晩考えて、モノより人による販促の方が大切だと思った
即売会は殆どが初対面であり、交流のあるサークルと違い買い手は、見ず知らず人がいるサークルに作品を買いに来る訳で
今はネットで前情報を仕入れてくる人もいるが、それだけではサークルの雰囲気の全てが分かる訳でもない
実際に会ったり、ツイッターで関わったりしていて、我が強い人/変人/変態/気難しい人もいるが、同人ゲーム作ってる人に悪い人はいないと思う
正確には何かを馬鹿みたいに一生懸命作っている奴に悪い奴はいないって言うべきか
交流会で話した人も皆気さくで、熱意を持った人ばかりで、初対面だけど、凄い楽しく話せた
ゲームも魅力的だが、人としても凄い魅力的だと数回の交流で強く感じた
作品と作者は別に考えろという意見も聞いたりするが、同人ではその考えを持ち込む必要はないと思っている
買い手はそう言った交流会に参加する機会が殆ど無いし、サイトだけでは作者について分かりづらい
自分はブログをやっているし、ツイッターでも阿呆なことつぶやいたりかなりオープンにしているつもりだ
だが中には多忙でブログ/ツイッターを中々出来ない人もいるだろう
ではどうすれば?
コミティアには同ジャンルを部でまとめて参加することが出来るが、それをもっと大きな枠組みでやってみてはどうかだろうか?
同人ゲームでコミュニティを作り、サイトを作り、そこで各サークルを紹介しつつ、人そのものも紹介する
とにかく、様々な情報を発信し、それを多くの人に観てもらう
情報を発信することは容易だが、多くの人にとなると難しい
しかし、コミュニティを作って、参加サークルが情報を発信+拡散すれば、本来関わりのない面まで仲間の情報が届く
話だけ聞けばかなり良い案だと思うが、そのコミュニティを運営していくのはかなり大変だろう
参加サークルが多くなればその管理/情報処理/サイトの更新頻度等、負担はかなり大きい
メリットの分、デメリットも大きいが、このコミュニティ案はかなり良い線行っていると思う
自分は同人ゲームを作っているが、やはり二次創作/ボカロ等の人気ジャンルに比べるとまだ勢力/人気が弱く、もっと盛り上がってほしいと思っているし、もっと盛り上げてやるとも思っている
良い作品は沢山ある
それを即売会以外の場所で知ってもらうには宣伝をすればいいが大きな発信をすればそれだけ効果がある
ひとつひとつのサークルは小さいけど、情熱はどのジャンルより強いと思っているからそれが集まれば大きな力になるのは間違いない
最後に簡単にまとめる
モノによる販促――個性/インパクト/分かりやすさ
即売会は一瞬が命
短時間で魅力を伝えられ、遠くからでも目立つようにするのが効果的か
人による販促――雰囲気/情報のオープン化/外見
コスプレ等をして人目を引き、人が来やすい明るく楽しい雰囲気を作り、人そのものの魅力も伝えることが出来れば
こんなところか
前日までの意見交換から視野を広めて色々考えてみたが、どうだろうか?
同人ゲームを中心に書いてみたが、これは他のジャンルでも通ずる部分があると思う
ブログを観た人はサークル/買い手/同人に関係ない人関わらず意見をくれると嬉しいし、ツイッターとかで拡散して、多くの人にこの情報が届けばと思う
これは一個人としての意見であり、これが絶対に正しいと思っている訳じゃない
ただ、今回此処に書いた事の可能性を信じるし、多くの人の目に触れて、より素晴らしい意見に発展すれば良いと思っている
自分が望むのは楽しいこと――それは一人より二人――二人より三人――人が集まれば楽しさは倍増すると思うし、盛り上がると思う
小さい輪からだって良い、それを大きくしていって大きな大きな輪に出来ることを願って
では今回はこの辺でノシ
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