ゲームレビュー「LIKE LIE CRY」
恋愛系のノベルゲームをやる度に言っている気がしますが、工業高校出身の俺に甘酸っぱい青春はなかった
汗臭いという意味でなんか甘酸っぱい異臭がした気はしますが!!
そんな訳でせっせと冬コミの作品を消化している俺です
冒頭通り、今作は恋愛モノですよ
作品=LIKE LIE CRY/サークル=CINQ SYNCH/ジャンル=初恋をかなえられなかったあなたに送る恋愛ノベル
かつて逃げるように引っ越した街に大学デビューと同時に弱く惨めだった過去の自分と決別する為、戻ってきた主人公=久司
新たな出会いと共にかつて初恋をした相手とも再会し、久司は一喜一憂な大学生活を送ることになる
こちらの作品は恋愛感情を軸とした劣等感/嫉妬心/羨望といった負の感情を扱っており、友情関係における同じテーマを扱った負荷価値に通ずる部分があります(露骨な便乗宣伝)
主人公の一人称も相まって心理描写はかなり精密に描かれている
学生にありがちな沢山の喜怒哀楽が描かれ、感情移入する人もいるのでは
恋愛モノとしては幼馴染/お姉さん/小動物/ツンデレといったオーソドックスな女性キャラ
馬鹿/根暗/優等生といったこちらも王道的な男性キャラが登場する
上京した主人公は新生活を送るマンションにむかう電車内で痴漢を発見し、正義感に駆られ、痴漢を撃退
痴漢に遭っていた女の子は実は同じマンションに住み、同じ大学に通う同級生だった=吉野由美
偶然入ったパン屋で働く看板娘が↑の姉だった=吉野由紀
道に迷い、声をかけた女性も同じマンションに住む同級生だった=白石明
引っ越しで別れた幼馴染と大学で再会した=落合未来
そんな奇跡的な出会いに恵まれる、補正掛りまくりな主人公さん
リア充爆ぜろ(^p^)
途中、ルート分岐あり=上記四人が対象
登場人物は十人弱で、シーン毎に半数以上が常に登場する為、立ち絵の切り替わりが激しい
なのでゲーム画面をワイドタイプにして5人くらい一気に立ち絵が表示された方が良い気がした
ちなみに、立ち絵の差分は表情+ポーズ+服装共に実に豊富で視覚的には凄い楽しめる
背景も色遣いが凄く綺麗で引き込まれる
舞台となるのは大学/主人公たちが住むマンション/溜まり場となっているパン屋がメインで、あぁ、こういう学生生活送りたかったなぁとしみじみ思いながらプレイしていました
また心理描写が実によく描かれているが、少々くどい気もした
各シーンの半分以上が主人公による独白でテンポも若干悪く、もうちょいコンパクトにまとめれば主人公が何を思い、どうしたいかがすんなり入ってくると感じた
心理描写は大切だけど、詰めすぎず、少し余白を作ってプレイヤーに考える余地を与えた方が良いんじゃないかと
心理描写を売りにする自分としても色々と勉強になる作品でもあった
共通ルート=3~4時間/分岐後=2~3時間くらい掛っただろうか
と言いつつ、まだ二名ほどプレイの途中だが、ひとまず感想を書かせて頂いた
一月はとりあえずゲーム+小説をバシバシ消化していこうと思う
では今回はこの辺でノシ
スポンサーサイト
ゲームレビュー「夢の絆 三話+四話」
わびさびわさび
そんなわけでお久しぶりなレビューですよ
作品=夢の絆 三話+四話/サークル=根無し草/ジャンル=わさび
言わずと知れたわさびな人のわさびな長編青春ファンタジー、その三話+四話
強敵=惣闇黒墨命との戦いを描くが、メインは小野寺聖歌の心の闇を打ち払うストーリー
強敵はおまけです
新たな登場人物が多く、超変態/主人公=螢一と同じ男の娘/いまだ衰えぬ老兵など、お馴染みのキャラを含め、20名以上のキャラクターが登場するが、それぞれしっかりと個性がある
若干名、個性が強すぎるのもいるけど、決してそういうキャラに埋もれて、存在感がないとかそういうのがない
ストーリー展開も相変わらず上手くて、読んでいくうちにどんどん引き込まれる
難しい用語も多数出てくるがその都度、的確な説明がなされ、くどくなくすんなり入ってくる
笑いあり、涙あり、激戦ありの充実したストーリーです
今まで不明確だった敵=ナミが正体ともども、しっかりと描写されている
まぁ、ある程度日本神話に詳しい人なら正体はわりとすぐに分かっちゃうよね
公式で超変態扱いされているタイガーしまじろうもなんとな~く、正体が分かっているけど、外れた時が恥ずかしいので黙っておきます(多分外れてる)
一枚絵も差分含め結構な数/演出も多種多様――派手な部分も綺麗な部分もあって視覚的にも楽しめる
表情差分も豊富でキャラの感情も豊かですよ
で、これは冬コミ時、本人から直接聞いたのだが、ユメキズはどうやら相当長い作品らしく、十年先もまだ作っている可能性があるとかないとかで
まぁ、完結するまで追いかけ続けますがね
さて、今回ですが、お馴染みわびさびブロードキャスター内で寄稿させて頂いたイラストを紹介して頂きました
なので今回に限り?わさブロはいつもと一味違う感じになってるぜ!!
どんなイラストかは実際にプレイしてみて下され
まぁ、今回に限りとは言わず、貴方も貴方もイラストを寄稿すればいいじゃないか!!
そんな感じのレビューです
昔ほど、各キャラの説明とかせず、簡単なレビューになりますが、少しでも興味が出た方はLet's PLAY!!
では今回はこの辺でノシ
そんなわけでお久しぶりなレビューですよ
作品=夢の絆 三話+四話/サークル=根無し草/ジャンル=わさび
言わずと知れたわさびな人のわさびな長編青春ファンタジー、その三話+四話
強敵=惣闇黒墨命との戦いを描くが、メインは小野寺聖歌の心の闇を打ち払うストーリー
新たな登場人物が多く、超変態/主人公=螢一と同じ男の娘/いまだ衰えぬ老兵など、お馴染みのキャラを含め、20名以上のキャラクターが登場するが、それぞれしっかりと個性がある
若干名、個性が強すぎるのもいるけど、決してそういうキャラに埋もれて、存在感がないとかそういうのがない
ストーリー展開も相変わらず上手くて、読んでいくうちにどんどん引き込まれる
難しい用語も多数出てくるがその都度、的確な説明がなされ、くどくなくすんなり入ってくる
笑いあり、涙あり、激戦ありの充実したストーリーです
今まで不明確だった敵=ナミが正体ともども、しっかりと描写されている
まぁ、ある程度日本神話に詳しい人なら正体はわりとすぐに分かっちゃうよね
公式で超変態扱いされているタイガーしまじろうもなんとな~く、正体が分かっているけど、外れた時が恥ずかしいので黙っておきます(多分外れてる)
一枚絵も差分含め結構な数/演出も多種多様――派手な部分も綺麗な部分もあって視覚的にも楽しめる
表情差分も豊富でキャラの感情も豊かですよ
で、これは冬コミ時、本人から直接聞いたのだが、ユメキズはどうやら相当長い作品らしく、十年先もまだ作っている可能性があるとかないとかで
まぁ、完結するまで追いかけ続けますがね
さて、今回ですが、お馴染みわびさびブロードキャスター内で寄稿させて頂いたイラストを紹介して頂きました
なので今回に限り?わさブロはいつもと一味違う感じになってるぜ!!
どんなイラストかは実際にプレイしてみて下され
まぁ、今回に限りとは言わず、貴方も貴方もイラストを寄稿すればいいじゃないか!!
そんな感じのレビューです
昔ほど、各キャラの説明とかせず、簡単なレビューになりますが、少しでも興味が出た方はLet's PLAY!!
では今回はこの辺でノシ
ゲームレビュー「蜉蝣 ~前編~」
まいど、そしておひさしぶり(°д°)ノ
グータラしたり、執筆していたらもう十月も十日を切り、予定の半分も作業が進んでおりませんが!!
行き詰まった時は軽くゲームでもと思ったら思った以上に良い影響があったようで
別の作品に触れる――これがとても有意義なことと思わせてくれた素晴らしい作品のレビューですたい
作品名=蜉蝣 ~前編~/サークル名=鴨mile/ジャンル=明治浪漫ヴィジュアルノベル
こちらのサークルさん、実は自分が初めてコミケに参加した2011年冬にサークル参加をしていまして
その時はお誕生席でコピー本を配ってて、そこでコピー本を貰い、名刺をお渡した訳ですが・・・
自分はそれをすっかり忘れていまして、今年の夏コミでNew名刺をお渡しする際、過去に名刺を頂いたと伺い・・・
何故か、2011年冬コミのことが一瞬で思い出される
何故此処で仕事をするか俺の記憶力さん/コピー本はまだしっかりと持っていますよ
あの頃はまだ同人の右も左も分からず、とりあえず名刺を渡し、名前を覚えて貰おうと必死でした
今は一緒に語らえる仲間も増え、同サークルの代表=将生さんは日本の神様アンソロ企画にて自分と同じく小説枠で参加し、自分を取り巻く環境も色々変化したなとしみじみ実感しています
変化――それは必ず訪れるもので今作は変化とそれに伴う痛みが特に強く描かれている
時代は明治
西洋の文化が流れ込み、時代は大きな変化の渦中にあり、主人公=征治は師である巌+簸野郡の郡長織部からその山奥にある下界との交流を断って忘れ去られた村に赴き、明治政府の一員になるべく説得するよう交渉人として派遣される
時代の変化/文化の変化/環境の変化/心の変化
そして変化に必ず付きまとう痛み
時代背景に合った文章が当時の情景を強く感じさせ、その世界観に惹き込まれ、それだけの痛みに耐え、変化を掴み取ってきたのかが様々と伺えた
村を説得するのは容易ではなく、その背景には村+街に根差す禁+祟りの存在があり、征治はその解明にも奔走し、やがて真実に辿り着き、前編は終わりを迎える
登場人物も魅力的でヒロインの巫女=浮柚も良いのだが、その妹=結那も捨て難い
ヴィジュアルもストライクで、もうロリコンでいいや、と思える二人目のキャラです
話の構成も絶妙で村の掟の真相を星+星座に例えていたが、まさしく読み進めるごとに星座が完成していく様はなんかもう悔しいくらいに素晴らしかった
主人公の一人称で進み、その関係で主人公の立ち絵はほとんど登場せず、キャラの表情の差分があることも相まってか、微妙な感情のニュアンスが少々分かりづらかったかな
後編が冬コミでお披露目になるとかで続きが楽しみな作品がまた増えました
この作品で語られた変化と痛み――これは自分も次回作で大いに描こうと思っていたテーマなだけに色々刺激を貰えた
残念ながらDL販売などはしていないようで入手するには即売会に行く他ないが、プレイして損はない作品です
文章の雰囲気とイラストの雰囲気が絶妙でそこから溢れ出る世界観を是非感じてもらいたい
では今回はこの辺でノシ
追記でイラストを
原監督は後編プレイ後にでも!!
ゲームレビュー「未来探偵ソラとピヨちゃん エピソード・エッセンシャル」
迷探偵アークです(°д°)ノ
さて、八月の終わりも近付き、そろそろ九月
最近は日中もそこそこ過ごしやすい気温で過ごしやすい残暑じゃないでしょうか
夜はむしろ寒いくらいで風邪にはお気を付けて
それでは今回もやっていくよゲームレビュー
ゲーム名=未来探偵ソラとピヨちゃん エピソード・エッセンシャル /サークル名=FUWAFUWASO/ジャンル=ゆるふわサイバーパンクミステリー
我が盟友サークルのシリーズモノ=ソラピヨの第一部最後のエピソード
今回も推理大会が開催され、解答編も既に公開中
今回は本格推理ではなく、オチ当てとなっており、ある意味で過去最難関の問題である
主人公=ソラは雇い主であり、超適当な性格のAI=ピヨちゃんが何か重大な秘密を隠していることに薄々感づいていた
しかし、確信に至る証拠はなく、伏線――各話に隠され、そこから答えを導き出す形となる
正解に関しては是非とも自分で辿り着いて欲しい
今回は第一部最終エピソードということで全体的な批評を
ゆるいタッチのイラスト/背景は独特の世界観を醸し出し、サイバーパンクと言う小難しいジャンルを感じさせない親しみやすい魅力のひとつだ
テクノ調のBGMも世界観にマッチし、初音ミクの楽曲がそれを更に引き立てていた
謎解きも難しすぎず、発想の柔らかさが試される問題ばかりで頭の固い自分は中々四苦八苦しましたww
しかし、最後のオチ当ては見事的中!!
実はこれに関しては約一年前のコラボ小説でこのオチを凄い遠回しに臭わせる描写を書かせてさせて頂きました(露骨な宣伝)
これはふーさんに言われたわけではなく、勘で実はこうなんじゃないかと言ったら、鋭い!!と褒められたのでドヤ顔をさせて頂きます( ・´ー・`)どやぁ
そういえば、どれかのエピソードの次回予告で登場したマスクの人がちゃっかり登場していたのが、何気に嬉しかったww
個人的にその次回予告でこの人、オチ当ての最重要ヒントを言っていたりするんだよなぁww
サイバーパンクではお馴染みの機械の心に関しても秀逸に描かれており、ピヨちゃんなど登場するAIの心理描写はじっくりと読んでほしい
最悪な出会いだったソラ+ピヨちゃんだったが似た境遇の持ち主――実は似た者同士、ある意味必然的に出会ったのではないかと感じ、雇用関係を越えた二人の絆を最終話では見事に描いていました
一話一話が少々短いので単体でやると少々ボリュームが足りないかなと感じますが、まとめてやれば、推理/世界観共に満足間違いなしのソラピヨシリーズです
今回でひとまず区切りが付き、次回からどんな展開が待っているのか、今から楽しみです
では今回はこの辺でノシ
追記で20分イラストを
例のアレはお休みです
ゲームレビュー「八月の化け物たち 第伍話」
まいど(°д°)ノ
寒いくらいの昨夜と打って変わって今夜はまたボチボチ暑い夜ですが
最近は冬にむけて走り込みを行っており、ハンドグリッパーで握力も一緒に鍛えております
昨日のマック分を消費すべく、今日はちょい長めに走ってきました
さて、本日もゲームレビューいくお(^ω^三^ω^)
ゲーム名=八月の化け物たち-1/6の奇妙な真夏 第伍話・〝右足とサッカー少女と吸血鬼〟/サークル名=Studio Gear/ジャンル=化け物バトルアクション
熱いバトルが魅力の通称――八化けの第伍話
この第伍話から第二部と位置づけられ、第一部=出会い+救済がテーマだとしたら第二部=本質+覚醒と言ったところか
相棒のラファエロと佐倉市を訪れた雛鍵円は〝追跡者〟アルトの術中にハマり、虚構域に閉じ込められてしまう
タイムリミット=72時間
それまでに脱出しなければ空間ごと消滅してしまう
仲間不在の状況下で円×ラファエロは奮闘を開始する――
今作の主役は上記の二人
バトルは相変わらず熱いが、今回は戦闘→退却→休憩→戦闘の繰り返しなので少々単調気味
しかし、バトルの描写は丁寧/迫力のある文章で読んでいて純粋に面白い
化け物同士の規格外の戦闘なので派手さも魅力の一つ
また他の仲間キャラの出番が少なく、第二部のスタートとしてはインパクトが少ないかなと思ったら、銀髪っ子の登場で外人4コマ状態!!

銀髪萌えの自分としては外見/性格ともにktkrなキャラクター
更にチート性能のキャラでパワーバランスがぶっ壊れてしまいそうな気もするが、今後どうバランスを取りつつ活躍するか期待である
基本、一人称スタイルの文章なので場面描写よりは会話・主観心理描写主体の構成でサクサク読みやすい文章でプレイ時間は3時間ちょい
熱い展開のシリーズモノで是非とも第一話からやってほしい作品です
そういえば、夏コミの時に作者さんと話をする機会があり、舞台=長野県であることが判明
勝手に九州方面だと思い込んでいただけに衝撃事実・・・・・・!!
ってか、知っている同人作品で舞台が長野のゲームが微妙に多くて県民大歓喜状態でござい
では今回はこの辺でノシ
追記にて例のアレ+20分イラスト――銀髪っ子